| 鋳 巣(いす) |
ダイカスト製品内部に存在する空洞。ひけ巣と巻き込み巣に分けられる。単に巣(す)と呼ぶこともある。 |
| ひ け 巣 |
凝固収縮によって生じる鋳巣。引き裂かれ割れたような孔になる。 |
| 巻き込み巣 |
巻き込まれた空気やガスにより生じた鋳巣。丸い形の孔になる。 |
| 欠 け 込 み |
湯口や湯だまりを切り離す場合に、製品部分が欠損(欠ける)現象。 |
| ピンホール |
鋳巣のことで、極小なものを呼ぶ。 |
| か じ り |
焼付きなどによる金型表面粗さ、抜け勾配が不適切な場合に、金型から製品が押し出されるときに製品表面に引っ掻き傷を生じさせる現象。 |
| 焼 付 き |
溶湯が金型表面に溶着して堆積し、そのまま鋳造を行うと、その部分が欠肉や粗面を生じさせる現象。 |
| ヒートチェック傷 |
金型キャビティ面にひび割れを生じたまま鋳造を行うと、製品部分にそのまま写され外観を損なう現象。 |
| 打痕(だこん) |
外部からの衝撃によって生じた凹み傷。 |
| 湯 じ わ |
金型内に流入した溶湯が十分融合しないで、製品表面に浅いシワ、湯流れ模様を残す現象。 |
| 湯 境 |
金型内で溶湯が熱量不足になり、十分融合しないまま、融合境界に溝を残したまま凝固した状態。湯じわより酷い状態。 |
| 湯回り不良 |
溶湯がキャビティの一部を未充填のまま凝固する現象。 |
| ひ け |
キャビティの局部的過熱が原因で、その部位の凝固だけが遅れ、体積の減少から表面のくぼみとなる現象。 |
| 割 れ |
抜け勾配の不足、凝固収縮、不適当な押出しにより発生する亀裂。 |
| ふ く れ |
ダイカスト表面近くに巻き込まれたガスが盛り上がりを生じる現象。 |
| 破断チル層 |
スリーブ内で生成した凝固層がキャビティ内に運ばれ、そのまま凝固され製品組織に組み込まれる状態。加工工程ではがれやすい。 |
| は が れ |
製品の表面などがはがれる現象。充填凝固不足、ふくれ、チル層などが要因。 |
ハードスポット
(異 物) |
切削加工中に切削を阻害するような硬質の異物。溶解工程の酸化物が主な原因。 |
歪
(ひ ず み) |
冷却によって生じる歪や、不適当な押出しによって発生する製品の歪んだ状態。 |
| 内 部 欠 陥 |
ダイカスト製品内部に発生する不良要因の総称として使う。鋳巣、ハードスポットが代表格。 |